全国に70万戸以上ある「UR賃貸物件」ですが、綺麗な部屋が安く借りられるということで注目されていますよね。
しかし、実はそんなUR賃貸住宅はさらに安く住むことができる「割引き制度」が存在します。
その割引き額は、1~2%といった少ない額ではなく、5%~最大20%も割引かれるのです。
UR賃貸住宅を検討している人にとっては、これ以上ないお得な制度であると言えるでしょう。
この記事では、そんな「UR賃貸の割引制度」について解説していきたいと思います。
UR賃貸の割引制度
それでは、さっそくUR賃貸の割引制度の内容から挙げていきましょう。
主な割引き精度は、「そのママ割」、「子育て割」、「U35割」、「近居割」、「URライト」の5つあります。
また、上記の割引き精度とは異なる「フリーレント制度」もあります。
それぞれ解説していきます。
そのママ割
そのママ割は、同居する18歳未満の子供を扶養している世帯が対象となります。
また、子供だけでなく、孫や甥、姪を扶養しているケースも対象です。
他にも、妊娠中のケースでも割引きの対象となります。
割引き額は、「20%」とかなり大きな金額となるので、対象の人はぜひ利用すべきです。
ただし、掲載されている賃料から20%引かれるわけではなく、20%引かれた賃料が記載されているので、その点は注意しましょう。
期間に関しては、「3年間」となります。
その他の割引き精度との併用は不可です。
子育て割
子育て割は、35歳以下の契約者で、申し込み時点でUR賃貸の名義人ではない18歳未満の子供がいる、もしくは新婚世帯が対象となります。
契約期間は最大9年間です。(子育て世帯は最大9年間、新婚世帯は最大3年間)
割引き額は、「最大20%」とかなり大きな減額となっています。
上限金額は2万5千円となっています。
U35割
U35割は、契約者が35歳以下で、契約時にUR賃貸の名義人ではない人が対象となります。
契約者が35歳以下であっても、両親との同居を目的としている場合には対象とはなりません。
また、両親だけでなく、同居するすべての人が35歳以下である必要があります。
割引き額は、「最大20%」とかなり大きな減額となっています。
期間に関しては、「3年間」となり、3年が経過した後は必ず他の物件に引っ越す必要があります。
対象の物件数に関しては、それほど多くないので、頻繁にサイトをチェックして、良さそうな物件があればすぐに内覧をして申し込みの決断をする必要があると言えるでしょう。
近居割
近居割は、意外と知られていないUR賃貸住宅の割引き制度です。
この割引き制度は、同じUR賃貸住宅内に住んでいたり、半径2キロ以内の別のUR賃貸受託に住んでいる二世帯に適用されるものです。
「近居割」の他にも、本人たちはUR賃貸住宅に住み、親世帯が近隣のUR以外の住宅に住んでいる際に適用される「近居割WIDE」もあります。
この2つの割引き制度は、「3親等内」であることが条件となります。
子育て世帯は「18歳未満の子供を扶養していること」、高齢者世帯は「満60歳以上の人を含む世帯」です。
割引き額は、「5%」そこまで大きな減額ではありませんが、最大5年間割引きされるので、対象の世帯はぜひ利用すべきでしょう。
また、子育て世帯が3人家族で年収551万円、4人家族で年収598万円、5人家族で年収646万円以下の場合には、合計20%減額されます。
この時の減額上限は20%となります。
URライト
URライトは、契約更新がない代わりに家賃が通常よりも減額される制度です。
契約期間は3年間で、それ以降は別の物件に引っ越しをしなければなりません。
例えば、単身赴任の人気が決まっている人や、大学の卒業までの期間だけ住みたい人、色々な土地に住んでみたい人などにピッタリな制度と言えるでしょう。
割引き額は、「最大20%」とかなり大きな減額となっています。
再契約ができないのはネックですが、退去日の半年から1年前までにしっかりと通知が来るので、計画的に退去することが可能です。
「3年間は住み続けなければならないの?」と不安になる人もいますが、途中解約も可能です。
フリーレント
UR賃貸住宅の「フリーレント制度」は、フリーレント期間中の最初の1ヶ月(もしくは2ヶ月)の家賃が無料となるものです。
フリーレント対象物件のみ適用となります。
1ヶ月の場合は1年以上の継続入居が条件となり、2ヶ月の場合は、2年以上の継続入居が条件となります。
もしも途中で解約した際は、無料分になった金額を支払う必要があります。
まとめ
今回は、「UR賃貸の割引制度」について解説してきました。
UR賃貸住宅には、「そのママ割」、「子育て割」、「U35割」、「近居割」、「URライト」、そして「フリーレント制度」といったお得な制度があります。
対象となる人は、ぜひこれらの割引き制度を利用してみてはいかがでしょうか?
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