子育て世帯にとって、近くに子育てをサポートしてくれる家族がいたら安心ですよね。
そのような子育て世帯の希望を叶えてくれるのが、UR賃貸住宅の近居割です。
今回は、UR賃貸住宅の近居割について詳しく解説していきたいと思います。
UR賃貸住宅の近居割の特徴
それでは早速、UR賃貸住宅の近居割の特徴から解説していきましょう。
UR賃貸住宅の近居割の最大の特徴は、家賃が最長5年間5%割引になるという事です。
これは、子育てをしている世帯や高齢者世帯と、それをサポートしている世帯が同時にUR賃貸住宅を契約した場合に適用される制度で、一緒に子育てや高齢者支援を行っている親族の近くに引っ越す事で、両方の家賃がお得になるという嬉しいプランなのです。
UR賃貸住宅の近居割の対象条件
では次に、UR賃貸住宅の近居割の対象条件について解説していきましょう。
UR賃貸住宅の近居割の対象条件は、UR賃貸住宅の入居資格要件を満たしている事が大前提となっており、その他に下記の項目を満たしている事が条件となります。
①3親等以内の親族で、「既にUR賃貸に入居中の世帯」または「新しくUR賃貸を契約する世帯」のどちらかの世帯が、下記の1~3の条件に当てはまる場合
1:子育て世帯(18歳未満の子どもを養育している世帯)
2:高齢者世帯(60歳以上の人を含む世帯)
3:障害者世帯(4級以上の障害者等を含む世帯)
②新しく契約するUR物件が、近居対象世帯と同じURまたは半径2キロ圏内のURのいずれかの場合。
③3親等以内の親族世帯
・契約者本人から見た時に、直系血族である親世帯、祖父母世帯、子世帯、孫世帯
・契約者本人(配偶者)の兄弟姉妹、叔父叔母、甥姪(民法877条第1項および第2項に規定されるもの)
UR賃貸住宅の近居割の申し込み方法と必要書類
では次に、UR賃貸住宅の近居割の申し込み方法と必要書類について解説していきたいと思います。
UR賃貸住宅の近居割への申し込みは、先着順で行われる事になっています。
そのため、入居したいUR賃貸住宅がすでに決まっているという場合は、早めに申し込みを行うようにしましょう。
UR賃貸住宅の近居割への申し込みは、インターネットでは出来ません。
UR賃貸のショップや営業センター、現地案内所などで手続きを行います。
ただし、近居割の募集情報に関しては、UR賃貸のホームページなどで確認する事が出来るので、チェックしてみてください。
そして、申し込みの際に必要となる書類ですが、下記の通りになります。
・契約者の所得証明書などの資格確認の書類
・入居者全員の住民票の写し(続柄が記載されているもの)
・近居相手の世帯全員分の住民票の写し(続柄が記載されているもの)
・近居相手との関係が確認できるもの(戸籍謄本など)
・身分証明書
・印鑑など
UR賃貸住宅の近居割を利用する際の注意点
それでは最後に、UR賃貸住宅の近居割を利用する際の注意点について解説していきたいと思います。
既にUR賃貸に入居している家族は対象外
まず1つ目の注意点は、既にUR賃貸に入居している家族は対象外であるという事です。
UR賃貸住宅の近居割は、UR賃貸を新規で契約する人のみに適用される制度なので、すでにUR賃貸住宅に入居している家族に関しては対象外となります。
子育て世帯や高齢者世帯と、それをサポートしている世帯が同時にUR賃貸住宅を契約した場合に限り、両世帯とも近居割の対象となるので注意しましょう。
他のキャンペーンとの併用は不可
2つ目の注意点は、他のキャンペーンとの併用は不可という事です。
UR賃貸には、近居割以外にも子育て世帯をサポートする「そのママ割」や「子育て割」「U35割」など、様々な割引キャンペーンが用意されています。
しかし、すでにそのような割引キャンペーンが適用されている部屋と近居割は併用することが出来ないので、どちらかを選ぶ必要が出てきます。
それぞれの割引キャンペーンごとに、対象条件や適用期間などが異なるので、ライフスタイルに合わせて選ぶようにしましょう。
毎年度割引要件の審査がある
そして3つ目の注意点は、毎年度割引要件の審査があるという事です。
UR賃貸では、入居時に審査を行うのはもちろんですが、その後も毎年度割引要件に該当する状態を維持しているかという事を確認するために、審査を行っています。
UR賃貸住宅の近居割は、最長で5年間割引適用期間がありますが、万が一途中で割引要件を満たさないと判断された場合は、その時点で割引は終了されるので注意しましょう。
まとめ
さて今回は、UR賃貸住宅の近居割について詳しく解説してみました。
UR賃貸住宅の近居割は、子育てをしている世帯にとって近くにサポートしてくれる家族が同じUR物件に入居する事で、両方家賃の割引が受けられる非常に魅力的な制度と言う事が分かりましたね。
とても魅力的な制度ですので、希望者が多く先着順で手続きを行うので希望のUR賃貸がある場合は、早めに申し込みをするようにしましょう。
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